加賀友禅作家

加賀友禅作家とは加賀染振興協会に落款を登録している加賀友禅技術者です。
加賀友禅作家になるためには、工房を営む師の下で5年以上の修行を積んでふさわしい技量を身につけ、
同協会の会員2名(師匠ともう1名)の推薦を得て協会の会員資格を得る必要があります。
加賀友禅作家が制作したきものには、必ず作家の落款がしるされています。
落款制度は伝統工芸品である加賀友禅の品質の証であるとともに、作家の誇りの表れでもあります。

宮野 勇造
落款

私は、郷土の気候風土と人情に深く根ざし、永い歳月と営々として伝承された加賀友禅の技法を用い、常に着る人の優雅さを追求する前向きの姿勢と情熱で、花鳥山水の図柄に心を込め命を吹き込み、続けることを念願して居ります。


師匠/清藤武二