加賀友禅作家

加賀友禅作家とは加賀染振興協会に落款を登録している加賀友禅技術者です。
加賀友禅作家になるためには、工房を営む師の下で5年以上の修行を積んでふさわしい技量を身につけ、
同協会の会員2名(師匠ともう1名)の推薦を得て協会の会員資格を得る必要があります。
加賀友禅作家が制作したきものには、必ず作家の落款がしるされています。
落款制度は伝統工芸品である加賀友禅の品質の証であるとともに、作家の誇りの表れでもあります。

田野 美恵
落款

白山市に生まれ金城短期大学美術学科(日本画)を卒業日展作家成竹登茂男氏の工房に入り修業。後に西川健一氏、夫の工房の手伝い修行を経る。

 

友禅の糊糸目は白い線となってでるので鉛筆などで描く時とは逆ですがスケッチでの線を大切にしながら自分らしく草木や自然を描き余白が綺麗な空間を作り出す模様を心掛けています。

 

1995年 独立作家として工房を開く。
2017年 伝統工芸士の認定を受ける。

師匠/成竹登茂男、西川健一