加賀友禅作家
加賀友禅作家とは加賀染振興協会に落款を登録している加賀友禅技術者です。
加賀友禅作家になるためには、工房を営む師の下で5年以上の修行を積んでふさわしい技量を身につけ、
同協会の会員2名(師匠ともう1名)の推薦を得て協会の会員資格を得る必要があります。
加賀友禅作家が制作したきものには、必ず作家の落款がしるされています。
落款制度は伝統工芸品である加賀友禅の品質の証であるとともに、作家の誇りの表れでもあります。
松任 いち
加賀友禅の伝統を守りながらも、現代の女性のニーズに合った作品作りを目指して活動を続けています。
工房からの2名の新人には、できる限り制作のアドバイスをして今後加賀友禅に携わっていく手助けになってあげたいと思っています
1947年 | 東京に生まれる |
1970年 | 金沢美術工芸大学 工芸繊維デザイン科卒 |
1970年~ 1985年 |
テキスタイル系の会社に就職 その後独立し「アトリエ以知・デザインプロダクション」を設立 |
1985年 | 加賀友禅作家 大西正廣氏に師事 |
1996年 | 加賀友禅作家として独立 加賀友禅伝統工芸展、新作競技会などに出品、入選 |
2018年 | 熱川温泉「吉祥CAREN」襖絵制作 |
2019年 | 加賀友禅師育成プログラムに参加し、工房より2名の新人友禅師を輩出する |
2020年 | 「金沢市デジタル工芸展」に出展 |
2021年 | 「第43回伝統加賀友禅工芸展」銅賞受賞 「第47回加賀友禅新作競技会」石川県知事賞受賞 |
2024年 | 「第49回石川県伝統産業功労者」 |
師匠/大西正廣