加賀友禅作家

加賀友禅作家とは加賀染振興協会に落款を登録している加賀友禅技術者です。
加賀友禅作家になるためには、工房を営む師の下で5年以上の修行を積んでふさわしい技量を身につけ、
同協会の会員2名(師匠ともう1名)の推薦を得て協会の会員資格を得る必要があります。
加賀友禅作家が制作したきものには、必ず作家の落款がしるされています。
落款制度は伝統工芸品である加賀友禅の品質の証であるとともに、作家の誇りの表れでもあります。

河守 彩香
落款

加賀友禅とは小学校の体験授業で出会いました。

自由に描ける絵模様の美しさ、職人さんの技術に圧倒され、そして何より、一つの作品を伝統工芸の技法で仕上げたことにとても感動したことを覚えています。

発祥から300年以上の歴史の中で、多くの先人の方々が時代に寄り添い、その技術を受け継いできた金沢の伝統工芸。

現在、自分も受け継ぐ者の一人として加賀友禅に携われていることを、幸せに思います。

 

2010年 全国染織作品展
    シルク博物館大賞

2011年 金沢市工芸展
    めいてつ・エムザ社長賞

2012年 金沢卯辰山工芸工房 染工房 修了
    中町博志氏に師事

2014〜18年 伝統加賀友禅工芸展
      金賞、銅賞、糊置技能賞、第40回展記念特別賞など

2018年 全国染織作品展 奨励賞


師匠/中町博志